2月に入ってまもなく、何の前触れもなく骨塩定量検査装置（DEXA）が故障し、しばらくの間検査が出来なくなった時には、多くの患者様にご迷惑をおかけしました。
以前の機種は外国製の輸入品であったため、代理店契約の問題など大人の事情で修理対応が出来ず、あわてて新しい機種を購入することになったのですが、3年にも及ぶコロナ禍の影響もあり購入を決めてもすぐには納品されず、それども3月の下旬には何とか無事に設置されました。

 新しい骨塩定量検査装置（DEXA）が稼動して1ヶ月ほど経ちましたが、一番変わったところは、とにかく測定時間が早くなったことです。
以前の機種でも測定から解析まで3分ほどでは終わっていたので、決して遅くは無かったのですが、新機種での測定は10秒ほどで終わり、解析まで含めても20～30秒で終わってしまいます。
測定時の姿勢も以前より楽な格好になり、測定中にじっとしている時間が大幅に減ったので、患者様にとってもより気軽に受けられる検査になっています。
このあたりはコンピューターの性能アップの恩恵なのでしょう。

  1ヶ月ほど使ってみて気がついたことは、以前の機種と較べて骨密度の測定結果が人によって5～10％程高く出ることです。
これは骨密度を測定する部位と範囲が以前の機種とは多少異なることに起因するようで、残念ながら骨密度が急に増えたわけでは無いので、そこらあたりはご了承願います。

 骨密度検査は予約不要で、検査自体もすぐに終わりますので、特に閉経後の女性の方は骨粗鬆症の早期発見のためにも検査をお勧めします。